こんにちは、たま@tama_tetoteです。
4月に小学校入学を迎えるお子さん、保護者のみなさん、
本当におめでとうございます。
入学はおめでたいことだけど…
正直、心配なことのほうが多いよ
入学式、ちゃんと座っていられるのかしら?
当日大泣きの大騒ぎになっちゃったらどうしよう…
ご心配な気持ち、よーく分かります…!
そんなときには、ゼッタイやってほしいことがあるんです。
発達に心配ごとがあるお子さんの入学式…というと、不安に思われる保護者の方も多いのではないでしょうか。
そんなお子さんと保護者にオススメなこと、それは…
「入学式の下見」です。
入学式の下見って何?
入学式の前日に、お子さんと学校に出向き、当日の流れや座席などの場所を確認することです。
心配なこととその対処法をあらかじめ先生と打ち合わせることができる場合もあります。
入学前の教育相談や就学時健康診断などの場で、学校側から、
「下見に来ますか?」
と言ってもらえることがありますが、そうでない場合は、学校に電話をして、
「当日心配なことがあるので、入学式の下見に伺っても良いですか?」
と問い合わせてみると良いと思います。
ちなみに、学校主導で毎年のように入学式の下見を行っている学校の場合は、先生方も慣れているので、下見の時も来校したら基本おまかせする形の方がスムーズです。
気になったことを確認させてもらう程度で大丈夫でしょう。
下見に最適なのは「入学式の前日の午後」
下見は、いつ行ってもいいわけではありません。
「入学式の前日の午後」がベストです。
なぜ、入学式の前日なのか?それには理由があります。
「体育館や学校の中の準備が、入学式仕様に整っているから」です。
多くの学校では、前日に準備を仕上げます。
それより前に行っても、ガラーンとした普通の体育館。
入学式当日とは全く趣が違うので、そこで下見をしてもあまり意味はありません。
入学式見学の持ち物・服装は?
忘れてはならないのは、上履き。親子共に、上履きを持っていきましょう。
幼稚園や保育園で履いていたものではなく、小学校用に新調したものがおすすめです。服装については、普段着でかまわないと思います。
チェックする項目はこれ!
通学路&どの門から入るか
通学路を安全に歩く練習は別途行ったほうが良いですが、せっかくなので、当日と同じルートで、気をつけることを確認しながら歩きましょう。
門が複数(正門、東門、等々)ある学校が多いと思います。どの門から入るのか確認しておけると良いですね。
昇降口や下駄箱の場所
当日はたくさんの入学児と保護者で、昇降口もごった返します。
案内が出ていると思いますし、なんとなく人の流れにのっていけば大丈夫ですが、心配な場合は、どの昇降口から入るのか確認しておくと安心です。
特別支援学級に入学する場合は、下駄箱が通常級と支援級の2つある場合もあります。
教室の場所・座席
当日は、教室に入ってから入学式に参加するという流れの学校が多いです。
教室の位置をあらかじめ知っておけると良いのですが、実際には難しいかもしれません。
なぜかというと、教室を見ると、机に貼ってある名前シールなどで、クラスのメンバー構成が分かってしまうからです。
見学の方に教室を見せるということは、クラス分けを発表前に知らせることになってしまうのです。
以上の理由から、
「教室はお見せできません」
という学校もあれば、
「教室をお見せしますが、内緒ですよ」という学校もあるかもしれません。
このあたりの方針は、地域や学校によって差があるのではと思います。
見通しが立たないことによって不安を感じやすいお子さんや、前もって知っておくとスムーズに行動できるお子さんの場合は、そのことを伝え、
- 1年生の教室が何階にあるのか
- お子さんの座席の位置はだいたいどの辺りか
だけでも教えてもらえないか、たずねてみてもよいでしょう。
体育館の場所・座席
入学式当日は、教室からどのルートを通って体育館に行くのでしょうか。
案内を見たり、人の流れに乗っていけば、まず迷子になることはありません。
心配な場合は、下見の時点で先生に聞いてみましょう。
体育館に入ったら、お子さんの座席の位置を確認します。
- 子どもと保護者の席が分かれている
- 親子ペアで座る
など、学校によって座席の配置も異なっています。
子どもと保護者の席が分かれている場合は、お子さんの様子が心配ですよね。
式の間、一人で座っていられないかもしれない。
立ち歩いたり、泣き出したりしてしまうかもしれない。
そんな懸念がある場合は、座席を一番後ろにしてもらい、先生や保護者と一緒に座るという選択肢もあります。
- 式の進行を妨げない
- 他のお子さんの迷惑にならない
ということが大前提ではありますが、相談するといろいろな配慮をしてもらえることが多いと思います。
入学式当日の流れ
入学式の「式次第」(プログラム)はどうなっているのか、確認してみましょう。
お子さんがどのような動きをするのか、具体的にイメージができるとベストです。
6年生と新1年生が手をつないで入場、なんて演出がある学校もあります。
最近は感染症対策で、あまりこのような演出は聞きませんが…
こんなことも考えておこう
会場に入れない時の対応
緊張のあまり、会場に入ることができない場合もあります。
その時はどうするか、あらかじめ決めておくといいです。
先生か保護者が抱っこして入る、無理に会場に入らずに別室で待機するなど…
お子さんに合った方法を先生と考えられるといいですね。
お子さんが苦手な要素がないか&あった場合の対応
聴覚に過敏さのあるお子さんの場合、放送の音が苦手ということがあります。
心配なら、そのことを先生に伝えておくと良いでしょう。
視覚的にも、お子さんが苦手なものはありませんか。
「鉢植えのお花が怖い」というお子さんが、あらかじめ座席の近くから鉢花を撤去してもらったケースもありました。
前述したとおり、入学式前日の体育館は、入学式仕様に整っているはずです。
「あ、これ、うちの子苦手かも」と思ったら、ダメ元でそのことを案内の先生に伝えてみましょう。
途中で飽きてしまった場合の対策
長時間にわたり座っているのは、けっこう大変です。
なんとか式が終わるまでは座っていてほしい。
そんな場合は、暇つぶしグッズ(絵本や感覚おもちゃなど、音のしないもの)を持って行っても良いか確認しましょう。
通常の学級では難しいかもしれませんが、特別支援学級の場合は、何らかの配慮をしてもらえることと思います。
うちの子は多分もたないな…。
そう思われる場合は、「どうしてもその場にいられなくなってしまったらどうするか」相談してみましょう。
- 先生か保護者が外に連れ出す
- あらかじめ中座するタイミングを決めておく(校長先生のお話が終わったら出る、など)
いろいろな方法が考えられます。
式終了後~下校までの流れも確認しておこう
トイレの場所を確認。心配なら実際に使用させてみよう
当日は入学式が始まる前に、トイレに行っておくことがマストです。
いわゆる「場所見知り」があり、初めての部屋に入るのが大変なお子さんの場合は、下見の時にトイレに入っておけるといいと思います。
ちなみに入学式当日は、普段と違う服装なので、トイレには要注意です。
おしっこをひっかけてしまったり、ズボンを脱ぐのに手間取って間に合わなかったり…
失敗せず用を足せるように、お家で練習しておくと安心です。
下見の目的は、安心して、入学式を楽しみにできること
下見が終わったら、
「学校が見られてよかったね。」
「体育館、かっこよかったね。入学式が楽しみだね。」
「入学式の日も、ぜったい大丈夫だよ。」
と、お子さんが安心できるような言葉かけをしてあげられるといいですね。
記念に残る佳き日となりますように。