発達障害 グレーゾーンの子の小学校選び①どんな選択肢があるの?

小学校 就学先選び

 

きなこ
きなこ

来年度小学校入学だけど

うちの子、クラスの中でやっていけるかな…

 

そんなお悩みを抱えている保護者の方むけに、少しずつ書いていきたいと思います。

第1回である今回は、「どんな選択肢があるのか」ということについて。

 

就学先、どんな選択肢があるの?

小学校、と一口に言っても、学び方のスタイルは様々です。

小学校 通常級

正式名称は「通常の学級」ですが、

「普通級」「一般級」などの呼び方で呼んでいる地域もあります。

「小学校の教室」といって一般的にイメージされる

オーソドックスな「ふつうのクラス」です。

 

発達のスピードや行動の特性上、少し心配なことがあっても、

通常級で学んでいるお子さんは多くいます。

低学年のうちは「加配」と呼ばれる、担任以外の先生がつくこともあります。

ただ、個人に対するサポートはあまり期待できません。

あくまで、集団の中で成長していくことを期待する形になります。

「ちょっと配慮してもらう」ことはできるけれど、

手厚いサポートを望むことは難しい、というのがこの「通常級」です。

担任の先生が、集団の中で支援が必要な子に配慮することの得意な方であれば

期待以上に成長できることもありますが、

その一方、残念ながら真逆のタイプの先生が担任になると、

非常につらい状況になるケースも耳にします。

 

小学校 通級指導教室

通常級に入学し、ほとんどの授業を在籍する通常級で受けつつ、

この「通級指導教室」に通って個に応じた学習面・行動面のサポートを受けることができます。

(つまり、通級指導教室オンリーということはなくて、

あくまで通常級とのセット利用です。)

頻度は、お子さんの状態やその通級指導教室の空き状況、その他の状況によって変わってきます。

週に数回通うケースもありますし、月に1~2回というケースもあります。

通常級だけではちょっと不安、相談する相手が欲しい、というときにも

通級指導教室の先生は心強い味方になるかもしれません。

 

 

小学校の特別支援学級

地域によって呼び方がさまざまです。

「ひまわり級」「なかよし級」など

学校オリジナルの呼び方をしているところもあります。

私が子供の頃は「特殊学級」という言い方をしていました。

最近は「支援級」という呼び方がよく聞かれます。

「障害による学習上又は生活上の困難を克服するために設置される学級」という定義で、

知的障害

肢体不自由

病弱及び身体虚弱

弱視

難聴

言語障害

自閉症・情緒障害

といった枠組みがあります。

法律上の定員は1クラス8名です。

個に応じたきめ細やかな指導を行う、ということになっています。

一般の小学校、中学校に設置されるので、

行事や給食、一部の学習は通常級の子と一緒に行うことが多いです。

いわゆる「交流(交流及び共同学習)」というやつですね。

 

特別支援学校の小学部

特別支援学校という名のとおり、学校全体が、特別支援教育を行っています。

幼稚部、小学部、中学部、高等部…と、複数の学部があります。

大きな特色としては、生活上の自立をめざした教育を行っていくということです。

食事、排泄、身の回りのことに関して課題が多く、

家だけでなく学校でも手厚い指導が必要

というお子さんの場合は、

特別支援学校が選択肢に入ってくると思います。

 

 

 

きなこ
きなこ

選択肢はなんとなくわかった…

でも、この中からどうやって選べばいいの?

 

そう、そこが難しいんですよね…。

 

これから、

どのようなステップをふんで就学先を決めていくのか

ということについて、少しずつ書いていきます。

 

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