子供とのお出かけが少しだけラクになる方法~座り込みへの対処④「自己主張が強い」

行動問題

自分の思いに沿って行動したい

自分が行きたいところに行きたい

そんなお子さんの思いは、

ときとして我々大人には「わがまま」にうつります。

大人には大人の事情があるので、なおさらですよね。

 

しかし、ちょっと視点を変えてみると、

「主体的に行動したい」という思いをもっている、ということでもあります。

 

全てを子供に任せることは難しい…そんな時は

目的があって外出している時や

帰宅時間や行き先の制約がある時…

どうしても、お子さんの思いを100%叶えてあげることは難しくなります。

でも、「ダメ」と言うだけだと、お子さんもへそを曲げてしまう。

その結果、座り込みにつながることが多いですね。

そんな時はどうすればいいのでしょうか。

 

選択肢を提示する

これはあらゆる場面で使えるワザです。

例えば、

そもそもお出かけにお子さんが応じてくれない時。

「ピンクの靴下で行く?それとも水色の靴下で行く?」

(両方の靴下を見せながら聞く)

 

あるいは、

道の途中で座り込んでしまった時。

「じゃあ、ここから歩いていく?それともスキップして行く?」

 

または、

電車から降りない、ホームから出ようとしない時。

「帰り、セブンイレブン寄っていく?それとも、ローソン寄っていく?」

 

これらに共通していることは、

お子さんが選択しているようでいて

実は大人の手のひらの上で転がされている笑

ということです。

 

お子さんは「自分で選んだ」という実感を得ることができますが、

実はそのどちらも、選んで差し支えないものだったりするわけです。

 

座り込んだり、ガンコちゃんになったりしている時は、

視野が狭くなっています。

そこで新たな選択肢を提示することは、目先を変えることにもつながります

 

ポイントは、選択肢をわかりやすく提示することと、

どちらもお子さんが好きなもの、選びたいものにすることです。

 

やらせたいことを、大人ができないフリをする

この方法は演技力が問われるので、ちょっとエネルギーを使いますが…

たとえば、靴を履いてほしいのに、履こうとしてくれない。

そんな時は、

「じゃあ、ママが先に履くね。…あれっ、うまく履けないなぁ」

と、「できないフリ」をします。

「僕ならできるよ!」と、お子さんの「自分でできる」欲に火をつけると、

案外うまくいくことがあります。

 

ちょっとだけ、お子さんのやりたいようにやらせてみる

私は、これがずっとできませんでした。

少しでも譲ると、そのままなあなあになってしまいそうな気がして…

でも、意外とこの方法が効くこともあるのです。

 

例えば…

 

お出かけで荷物が必要ないのに、お気に入りのバッグを持っていくと言ってきかない。

とりあえず持たせてみる。途中で飽きたらそっと回収する

 

大人から見たらちょっとちぐはぐなコーディネートで出かけると言って譲らない。

ちょっと荷物になるけど、代替案のコーディネートを持っていき、

本人の気が済んだ頃に「暑いから着替えてみる?」等誘ってみる

 

道の途中で、大人とは別の方向や場所に行きたがる

ちょっとだけ、お子さんの思う方向に行ってみる

 

お子さんが強固に主張している時ほど、

ちょっとだけその思いを叶えてあげることで、満足してくれることがあります。

 

自己主張をうまく「いなして」お出かけしよう

自分で考え、行動したいという思いを持ち始めたお子さん。

その思い、大事にしてあげたいですね。

とはいえ、大人には大人の事情があるのも確か。

目的がある「お出かけ」の時はなおさらです。

お子さんの自己主張をすべて受け入れるのではなく、

すべてつぶしてしまうのでもなく、

うまーく「いなして」妥協点を探りながらやっていけるといいですね。

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