こんにちは、たま@tama_tetoteです。
褒めるって難しい。
もっとうまく褒められるようになりたいな…
そんな方のための、
「褒め方徹底解説」その2です。
- 発達に心配を抱える子のママ・パパ、ご家族
- 先生方やスタッフの方
にむけて、発達っ子の褒め方を徹底解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
いつ褒めるか
褒め方には、タイミングもとっても重要。
ここを間違えると、せっかく褒めても効果がなくなってしまいます。
行動の0.1秒後に褒める
まず、行動から間をおかずに「即褒め」しましょう。
あとで褒めよう、と思っていると、お互いに忘れてしまいます。
もしくは行動を始めた時点で褒める。
それくらいのスピード感で良いです。
特に、
- 良い行動を習慣づけたい
- 現段階では良くない行動の方が多く、良い行動はまれ
というお子さんの場合は、スピード命。
少しでも良い行動をしようとしたら、その機会を逃さず
と褒めます。
そうそう、それだよ、その行動だよ!
と伝える感じです。
3分後に褒める
即褒めをしたら、その少し後に再度褒めましょう。
さっきみたいにできるといいね!
とか、
◯◯さんがやっていたように
と例示に使うとか。
とお子さんにわかってもらい、良い記憶を定着させるためです。
夕飯どきに褒める
ご家庭でしたら、この手はとても有効です。
今日、お友達にやさしくできたんだって?ママ、それ聞いてすごくうれしくなっちゃった
とか、
おうちに帰ってすぐに宿題ができたんだよね。かっこいいね
など。
つい食事マナーなど注意が多くなりがちな夕飯どきですが、あえて褒め言葉を入れることで、食卓の雰囲気もよくなります。
寝る前に褒める
これはダメ押し。
なおかつ、最も効果絶大です。
ママ・パパと一緒に寝ているお子さんであれば、寝かしつけながら。
別々に寝ているお子さんであれば、「おやすみ」を言うタイミングで。
人は、ウトウトしている時に考えたことが潜在意識に刷り込まれやすいと言われています。
寝入りばなに何をささやかれるか、というのはとっても大事。
このタイミングで褒められると、
この行動はとってもいいことなんだ
という「行動の強化」にもなりますし、
- 褒められて嬉しいな
- 自分はいい子なんだ、できる子なんだ
という自己肯定感をしっかりと定着させてあげることにもつながります。
誰が褒めるか
褒めるんだから、「自分が」に決まってるでしょ
そう思ったあなた。実は、それだけではないんです。
あなたが褒める
もちろん、「あなたが」褒めることは基本中の基本。
この記事を読んでくださっているくらいですから、あなたは誰よりもお子さんのことを考えている人です。
そんな「思い」のある人が褒めるのが、なんといっても効果絶大。
それは間違いありません。自信をもってください。
その場にいなかった人に報告する形で褒める
「自分が」「その場で」褒めたあと、さらに「報告」という形を借りて褒めましょう。
たとえば夕飯の席で、ママがパパに、
今日、◯◯が学校から帰ってきてすぐに宿題やったんだよ~、ママ感動しちゃった
と報告する体でほめる。
また、帰省した際、おじいちゃんやおばあちゃんに
◯◯は学校の準備をするのがとっても早くなったんですよ。最近は弟にも優しくなったし…本当に成長してます
と報告する体で褒める。
これはお子さんにとって、すごく嬉しいことです。
ただ、注意点が一つ。
ここで、報告を受けた側が
そんなの大したことなくない?当たり前じゃん
と言ってしまったり、
そうか、それじゃあ好き嫌いもなくすようにがんばらないとな
とできていないことにフォーカスしてきたりすると、思いっきり逆効果になってしまうんです。
なので、事前の根回しがキモ。
あらかじめ、報告する相手に、
と伝えておくのが良いでしょう。
第三者に褒めてもらう
これも根回しが大事なテクニックになります。
- 学校や施設であれば、お子さんが好きで尊敬している先生・スタッフ、
- ご家庭であればお子さんがおじいちゃんおばあちゃんなど、
「この人に認められたら、お子さんが喜ぶ」
という人に、
聞いたよ?最近勉強がんばってるんだって?
さすがだね!私も嬉しいよ
などと、褒めてもらうのです。
- 自分がいろんな人から気にしてもらっているんだ
- 自分のがんばりを喜んでくれる人がこんなにいるんだ
ということは、お子さんにとってとても大きな勇気づけになるはずです。
「褒める」は、みんなを幸せにするテクニック
ここまで、褒め方のコツについて見てきました。
「褒める」という行為は、
- 褒められたお子さん
だけではなく、
- 褒めた本人
- それを聞いているまわりの人
みんなが幸せになれるテクニックです。
「これならできそうかな」というものから、ぜひ試してみてください。