発達障害のあるお子さんの小学校入学準備、
今日は「筆箱」について考えていきます。
注
このシリーズは、発達障害のお子さん、発達に凸凹のあるお子さんが、
小学校の通常級(普通級)、支援級に入学する際の
入学準備についてまとめたものです。
基本はとにかく、「シンプルイズベスト」です。
それはなぜか?授業に集中できるようにするためです。
筆箱はこれがオススメ
私の個人的なオススメは、このタイプです。
クツワ クラリーノ(R) スーパー軽量筆入れ 1ドア 片面開き 幅広 全14色
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オススメする理由①箱型でかつ片面開きである
まず、前提として、箱型はマストと考えます。
ファスナーで開けるタイプは1年生のお子さんには大変扱いづらいです。
そして、箱型の中でも「片面開き」をオススメします。
入学後しばらくは、筆箱の中身はいたって少ないです。
定規や分度器なども要りません。
つまり、容量は必要ないのです。
片面開きで十分です。
これが両面開きになるとどうなるか。
・どっちの面に何を入れようかな
・両方開いて、立ててみよう
・パタパタさせてみよう
授業中にいろんな「遊び方」ができてしまうんです。
子どもたちは遊びの天才ですから、片面開きでも遊ぶでしょう。
でも、少しでも遊びの余地は減らしてあげた方がベターです。
オススメする理由②余計な機能がついていない
筆箱の中には、さまざまな機能がついているものがあります。
たとえば鉛筆削り。
これ、絶対ダメです。
100%授業中に削ります。そして削りカスが辺りに散乱します。
もう学習どころではありません。
中にはボタンを押すと鉛筆削りが飛び出すなんて商品まであります。
「授業中に遊びなさい」と言っているのと同じです。
繰り返しますが、筆箱に余計な機能は要りません。
オススメする理由③デザインがシンプルである
お子さんの好きなキャラクターやスポーツブランドのものは避けましょう。
刺激を増やしていいことは何もありません。
また、色も重要です。
オススメしておいて何ですが、上記にリンクを貼った筆箱も、
キラキラしている色はあまり良くないかな・・・と思います。
好きな色、嫌いな色など、色にこだわりのあるお子さんの場合は、
どのどちらでもない色を選ぶのが無難です。
筆箱はあくまで脇役。縁の下の力持ちになってもらおう
いかがでしたでしょうか。
しつこいですが、基本は「シンプルイズベスト」。
なるべく、お子さんの意識にのぼりにくいものを選びましょう。
好きなデザインのものを選ぶのは、もう少し成長してからで十分です。
目的は「勉強に集中できること」なので、
筆箱には、縁の下の力持ちに徹してもらうことを念頭に選びましょう。