発達障害のある子の小学校入学準備④下じき編

小学校 入学準備

発達障害のあるお子さんの小学校入学準備、

今日は「下じき」について考えていきます。

このシリーズは、発達障害のお子さん、発達に凸凹のあるお子さんが、

小学校の通常級(普通級)、支援級に入学する際の

入学準備についてまとめたものです。

そもそも、下じきは必要なのか?

字を書くのが苦手なお子さんや、

物の管理が苦手なお子さんの保護者からは、

「うちの子、下じき使ってないんですよ~」

というお話をよく聞きます。

・暑い日のうちわ代わりに

・静電気遊びに

・キャラクター物の場合、もっぱら鑑賞用・落書き用に

…と、本来の用途とは違った形で活躍しているという話も。

 

確かに、一般的な下じきは、

書字に苦手を抱えるお子さんにとっては使いやすいものではないかもしれません。

 

でも、実はそれってもったいないことだったりもするのです。

 

表面がツルツルした普通の下じきですと、

かえって字が書きにくい、という事態が生じることがあります。

せっかくノートの間にはさんでも、字が書きにくいとなると、

使うモチベーションは上がりませんよね。

 

字を書くのが苦手なお子さん

不器用さのあるお子さん

には、ちょっと変わった下じきをオススメします。

 

オススメの下じき3選

字を上手に書くためには、

「書いている」という感覚(以下、「書いてる感」)

が、とても大事になります。

ツルツルした下じきですと、摩擦による抵抗が少ないため、あまりこの

「書いてる感」が感じられません。

したがって、「書いてる感」を感じやすい下じきをオススメします。

ソニック やわカタ下敷き

 

ソニック やわカタ下敷き

両面それぞれが、

やわらかい面と、かたい面になっています。

字を丁寧に書きたいときにはやわらかい面、

スピード重視でササッと書きたいときにはかたい面と

使い分けが可能です。

正直、小学校入学段階のお子さんには、やわらかい面だけでよいかな、とも思います。

 

魔法のザラザラ下じき

魔法のザラザラ下じき

最近ネットでも話題になっていた商品です。

表面がザラザラしていて、書いた感がより感じやすいものになっています。

 

紙やすり

LITALICO発達ナビ 字を丁寧に書けない

え?下じきじゃないじゃん…って感じですよね。

紙やすり単体では、ペラペラして使いづらいですし、耐久性もいまいち。

また、普通の下じきに貼り付けるというのも少々手間ではあります。

上記2つの下じきをいきなり買う前に、

まず、紙やすりで試してみるというのも一つの手です。

紙やすりで書きやすいお子さんは、上記2つの下じきを検討する余地があるでしょう。

 

下じきの基本は「シンプルイズベスト」&書いてる感

筆箱のところでもさんざん書きましたが、

学用品の基本は「シンプルイズベスト」。

いわゆる普通のツルツルした下じきを選ぶ場合も、

とにかく無地をオススメします。

そして、やはり私のオススメは、「書いてる感」が感じられる材質のものです。

参考になりましたら、嬉しいです。

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