発達凸凹キッズが「約束を守れる子」になるために絶対必要な5つのコツ

行動問題

こんにちは、たま@tama_tetoteです。

うちの子、約束が守れないの…
昨日も「ゲームは1時間の約束だったでしょ」と言い聞かせても
「いやだ!もっとやる!」って、結局夜中まで…

「今度こそは」と思って約束をしても、

「◯◯だから」と理由をつけては破られてばかり…
もう心が折れそうです…。

「約束」って大事ですよね。

しっかり守れる子になってほしいのに、

  • 約束する時は「わかった!」と言うのに、守ったためしがない
  • しつこく主張されて、つい大人が根負けしてしまう
  • 子どもの特性に合った約束の仕方、守らせ方を知りたい

というお悩みを抱えているママ・パパはとても多いです。

これから、
約束を守れる子に育てるために、どうしたらよいか
というテーマについて、お伝えします。

このシリーズを読むことで、

  • 約束を守れる子になる方法がわかる
  • NGな関わり方、OKな関わり方がわかる
  • 約束を守らせるための「約束の仕方」がわかるなどのメリットがありますよ。

 

第1回の今日は、「約束」のコツ。

お子さんと約束するときには、ある「イメージ」をもつことが大事です。

 

約束を守れる子に育てるには、「契約」のイメージをもとう

たとえ親子の間柄であっても、約束はきっちりしましょう。

イメージとしては、「契約を結ぶ」という感じです。

1.約束は、必ず守れるものにしよう

意外と多いんです、

「これは守れないよね~」

という約束をしてしまうパターン。

たとえば、今まで1日何時間もゲームをしていたお子さんに対し、いきなり

今日からゲームは1日20分まで!

と一方的に「約束」してしまう。

おもちゃの片付け方がわからず散らかしているお子さんに対し、片付け方を教えることなく

毎日寝る前におもちゃを片付けること!

と言い渡してしまう、など。

どちらも、

  • スキルがない
  • モチベーションがない
  • お子さんにとっての必要性がない

と、「ないないづくし」。

こういう約束は、まず守ってもらえません。

逆に

「約束しても、守らない」

という悪習慣を身につけさせてしまうことに…。

こうならないように、約束は

ぜったいに守れるもの

を、まずは設定しましょう。

「ちょっとハードル低すぎかな?」

と思うくらいでちょうどいいです。

まずは、「守れた!」という経験を積むことが大事なのです。

 

2.約束は、お子さんと同意して決める

 

一方的な取り決めは、約束ではなく「命令」です。

ママ・パパが、家を借りたり大きな買い物をする場合、

「契約」を結びますよね。

それって、一方的なものではなく、

「甲」と「乙」の同意があって成り立つもの

じゃないですか?

お子さんとの「約束」も同じなんです。

こういう約束をしようと思うけど、どう?

と、お子さんに聞くのを忘れないようにしましょう。

言葉での意志疎通がまだ難しいお子さんの場合も、

「◯◯をします」と約束を端的に伝えてみたり、行動をしてみせたりして、お子さんの反応(表情や声など)を見ます。

ここでお子さんの同意を得るためには、

約束を守ることで、お子さん自身にも必要感とメリットがある

ということが大事です。

守れた際の「ごほうび」も一緒に決めておくといいですよ。

 

3.守れなかった時のペナルティも決めておく

お子さんと約束を交わすときには、

守れなかった時のペナルティ

も決めておきましょう。

大人が交わす契約書にも、片方がその契約を履行できなかった場合のことが明記してあるはずです。

それと同じことです。

ゲーム1日1時間を守れなかったら、次の日はゲームなし

とか、

家に帰ってすぐ宿題をするという約束を守れなかったら、食後のデザートはなし

という感じです。

ポイントは次の3つ。

1.お子さんの「基本的人権」が守られていること

「食事抜き」や「体罰」などは絶対NGです。

2.お子さんがそのペナルティに同意していること

大人側が勝手に決めてしまうのはちょっと違いますよね。

それに、お子さんが納得していないと、従ってくれない可能性もあります。

3.お子さんにとって、ビミョーにイヤなものであること

痛くもかゆくもないようなペナルティでは意味がありません。

かといって、お子さんが「絶対にそれだけは無理!!」というものですと、パニックの原因になってしまいます。

お子さんが「えっ、それは避けたい…」と思うくらいのさじ加減が大事です。

 

4.「例外は認めない」ことを同意しておく

 

約束を守れないお子さんは、「例外」を主張してくることが多いです。

きなこ
きなこ

今日は学校でイヤなことがあった。だからゲームを30分長くやるのは仕方ない

とか、

きなこ
きなこ

転んでひざをすりむいたところが痛いから、今日はお手伝いはできない

など。

この「例外」を認めてしまうと、約束は一気にグダグダになります。

この「グダグダ」は最悪。こうなるくらいなら、最初から約束しないほうがましです。

お子さんの「言い訳グセ」を育てることにもつながってしまいます。

もちろん、本当に体調が悪い場合や家族にとって大変な突発事項が起きてしまった場合など、約束が守れないことはあるでしょう。

しかし、それを決めるのはお子さんではなく大人

そのことを最初にきちんと同意しておきましょう。

 

5.決めた事柄は全て視覚化し、いつでも見られるようにする

  • お子さんが守れる約束をした
  • 約束の内容、ごほうび、ペナルティを同意のもとに決めた
  • 例外はないことをお子さんと確認した

あなた。

本当にお疲れ様です。

もうひとがんばりですよ。

忙しい毎日。約束を、忘れてしまうことってありませんか?

せっかく決めても、親子共に忘れてしまってはもったいないです。

また、いつのまにか約束が片方にとって都合のいいものに変わっていた…なんてこともあります。

そうならないように、決めた事柄を視覚化し、いつでも見られるようにしておきましょう。

具体的には、

  • 紙に書く
  • 家族みんなの目につくところに貼る

ということをします。

守れた日はカレンダーにシールを貼る

など、チェック機能もあるとなおGoodです。

 

まとめ 親子の間であっても、「契約」のイメージをもつことが成功のコツ

ここまでをおさらいしましょう。

  1. 約束は、「必ず守れるもの」にする
  2. 「お子さんと同意して」決める
  3. 守れたときの「ごほうび」と「ペナルティ」も決めておく
  4. 「例外」はないことを同意しておく
  5. ここまで決めたことは、すべて視覚化する

これらのことがクリアーできていれば、約束はぐっと「守れるもの」になるはずです。

グダグダは最悪

ということも、意識してみてくださいね。

次回は、

発達凸凹キッズが約束が守れるようになるためにおさえておきたい2つのこと

について、さらに深掘りしていきます!

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